オリックス・森友哉捕手(30)が、29日のウエスタン・リーグ、中日戦(ほっと神戸)で実戦復帰することが28日、決まった。右太もも裏の筋損傷から回復し、7月5日のロッテ戦(ほっと神戸)以来となる試合出場。

順調なら9月初旬に1軍合流する可能性が高くなった。同日の中日戦にはファーム調整中だった曽谷龍平投手(24)が先発。成長過程による腰のコンディション不良から山下舜平大投手(23)の今季初先発も目前で、重要なシーズン最終盤へ役者がそろってきた。

 オリックス・森は「最終調整」を済ませ、はっきりと言った。「もう、万全です」。7月8日に右太もも裏の筋損傷で出場選手登録を抹消され、29日のウエスタン・中日戦で55日ぶりに実戦復帰。この日は大阪・舞洲でフリー打撃、ダッシュなどを行い、患部の状態を確認した。ブルペンにも向かい、成長過程による腰のコンディション不良から復帰を目指す山下の投球を捕球。視界は超良好だ。

 中日戦はまずDHで出場する見込み。「細かいところまでゆっくり修正している時間はない」と早急に対応力を磨くつもりだ。26日にはハードなブロッキング練習を繰り返しており、守備面の不安もほとんどない様子。

「打撃と両方、しっかり並行しながらやっているので。実戦の感覚さえ戻れば、一日でも早く戻りたい」と順調なら9月初旬の1軍合流も視野に入った。

 森を相手に、力強く丁寧に投げ込んだ山下も「今のところ体の調子は良く、次の試合に挑めている」と強調した。直近では23日のウエスタン・ソフトバンク戦(ほっと神戸)で今季最長の5回を投げ、無安打無失点、5四球を出しながら、5三振を奪った。「いいところは継続し、変えないといけないところは変えて。レベルアップを一番に考えている」。自慢の直球は自己最速まで3キロに迫る158キロを計測。1軍での初先発も、事実上「順番待ち」の状態まで仕上がった。

 攻守の要である森の離脱後、チームは38試合で15勝23敗。7、8月と2か月連続で勝率5割以下も確定したが、残り30試合でCSを争う4位・楽天とは4ゲーム差の3位をキープしている。ファーム調整中で、森の復帰戦で先発する左腕・曽谷も「できる限りの準備をして、1軍に戻りたい」と力を込めた。優勝はソフトバンク、日本ハムの2強に絞られているが、3位からの下克上は十分に可能。

役者をそろえた9月は、オリたちが主役になる。

     (南部 俊太)

 ◆森の25年シーズン

 ▼3月12日 中日とのオープン戦(バンテリンD)で2回に二ゴロを放った際、右脇腹付近を負傷。一塁まで全力で走れず、翌13日に大阪市内の病院で「右内腹斜筋の筋損傷」と診断。

 ▼4月22日 ウエスタン・阪神戦(杉本商事BS)で実戦復帰。

 ▼5月5日 日本ハム戦(京セラD)で今季初の出場選手登録。「5番・DH」で先発し、3打数1安打。

 ▼同9日 ソフトバンク戦(京セラD)で「3番・捕手」として先発も、コンディション不良を訴え途中交代。翌10日からの2試合はベンチ外。

 ▼同16日 西武戦(ベルーナD)で「6番・DH」として先発復帰。2打数無安打。

 ▼7月7日 右太もも裏の不安を抱えていたなか、大阪市内の病院で「右ハムストリングス筋損傷」と診断。翌8日に出場選手登録を抹消。

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