◆JERA セ・リーグ 広島8―3巨人(28日・マツダスタジアム)
巨人の田中将大投手が日米通算200勝を目指して先発マウンドに上がるも、移籍後ワーストタイとなる2回50球を投げて、6安打5失点で黒星を喫した。
田中将は、初回、先頭の中村将に中前打を許すと、1死後、小園にも右前打を浴び1死一、二塁のピンチを背負うと2死後、末包に左越え適時二塁打を許し、1点を先制された。
2回、女房役・岸田行倫捕手の左中間スタンドに飛び込む6号2ランで逆転してもらったものの、その裏に乱れた。
先頭の坂倉に四球、菊池、佐々木の連打で無死満塁のピンチを背負うと、1死後、中村将の遊ゴロを泉口友汰内野手がはじく適時失策で同点に。さらにファビアンへの初球が暴投となって勝ち越されると、ファビアンには左前への2点適時打を浴び、この回、4失点で逆転を許した。3回の攻撃で代打を送られて、田中将は降板。日米通算200勝はお預けとなった。
試合後、田中将は「本当に悔しい結果に終わりました。相手のバランスを崩しきれなかったなっていうところは、そこは大きな要因かなというふうには思います」と語り「もちろん、自分の細かなところっていうところもありますけど、それはいつも、完璧じゃないと抑えられないのかっていうのは問題だと思うので。それがどうこうっていうよりは、結果的に総合的に、やっぱり相手が食らいついてきてるところ、そこら辺に関して(相手の)バランスを崩しきれなかった。そこに関しては大きかったなと思います」と振り返った。