◆JERAセ・リーグ 広島8―3巨人(27日・マツダスタジアム)

 広島・中村奨が、ダメ押しの一撃を浴びせた。3点リードの7回2死一塁から左越えへ6号2ラン。

「追加点が欲しかった。最高の結果」。初回には先頭で、田中将攻略の口火を切る中前打。17日のヤクルト戦(マツダ)以来、プロ2度目の4安打固め打ちだ。5月16日以来、104日ぶりの4連勝の主役となった。

 2年目左腕の高が、6回3失点と粘って3勝目。母校・広陵は暴力事案で揺れているものの、中村奨にとっては一緒に在籍したことのある2学年下のかわいい後輩だ。23年オフに背番号22を譲った相手でもあり、バットで強力に援護。「打てなかったら何を言われるか(笑)」と冗談を交じえ「新旧22番コンビで頑張ります」と初のお立ち台そろい踏みを喜んだ。

 チームは巨人に3連戦3連勝。4位は変わらないが、3位・DeNAと1ゲーム差をキープした。新井監督は「あまり数字的なものは気にしていない」と自然体を強調するが、2位・巨人にも2・5差。

、じわりと上位に迫ってきた。(畑中 祐司)

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