▽練習試合 沖縄電力5-1高校日本代表(29日・沖縄セルラースタジアム那覇)

 第32回U―18W杯(9月5~14日・沖縄)に出場する高校日本代表は29日、沖縄セルラースタジアム那覇で社会人チームの沖縄電力と初の対外試合に臨んだ。明徳義塾の藤森海斗捕手(3年)が4ポジションをこなす万能性を披露。

「どこでも守れるのが自分の武器」と胸を張った。

 「9番・一塁」で先発出場し、3回にチーム初安打をマーク。4回から右翼守備に回ると、6回2死一、二塁ではホームへの好返球で追加点を阻止した。7回にはマスクをかぶって横浜の奥村頼人(3年)を無失点リード。特別ルールのタイブレークでは中堅守備につく大車輪の働きだった。

 長打力と遠投約110メートルの強肩、50メートル走6秒0の足を兼ね備える。捕手用、一塁手用、外野手用のグラブ3つを常に携帯しているといい、ポジション移動も「慣れています」。20人で戦う今大会、ユーティリティー選手の存在は大きく、小倉全由監督(68)も「(明徳義塾監督の)馬淵さんから『どこでもやれるから』と言ってもらったので。大変ですけど、やってもらいます」と期待した。

 前回大会で代表監督として優勝に導いた馬淵氏の下で、3年間鍛錬に励んだ。「雑用でも何でも、自分ができることを精いっぱいやれと、行動で示せと言われた」と藤森。師の教えを胸に、日の丸の万能役者として世界に挑む。

(瀬川 楓花)

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