8月31日の中京6R・2歳新馬(芝1600メートル=14頭立て)は、単勝1番人気のカヴァレリッツォ(牡、栗東・吉岡辰弥厩舎、父サートゥルナーリア)が勝利した。勝ち時計は1分34秒2(良)。

 中団馬群で脚をためる形から、直線では狭いスペースを割って豪快に突き抜けた。次位に0秒7差をつける上がり最速34秒0の末脚を繰り出して、2着馬を5馬身差で完封。初戦から非凡なレースセンスを見せつけた。叔父に2020年の報知杯弥生賞ディープインパクト記念を制したサトノフラッグを持ち、叔母に2020年の阪神JFと2021年の桜花賞で2着に入ったサトノレイナスがいる。

 北村友一騎手は「いつでも反応できそうな雰囲気はありました。いいエンジンを持っている馬だと思いましたし、これから良くなってきそうな感じがしました」と評価した。吉岡調教師は「調教から非常に瞬発力を見せていたので、うまく競馬につながればと思っていました。スムーズに抜けてきて反応も良かったです。まだまだ競馬では粗削りなところがあったので、まだ良くなりそうです」と振り返った。

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