◆第70回京成杯オータムハンデ・G3(9月6日、中山競馬場・芝1600メートル)

 ニシノスーベニア(牡6歳、美浦・上原博之厩舎、父ハービンジャー)は前走の関屋記念で6着。着順は平凡だが、内容は見どころ十分だった。

スタートから積極的に出していき先行集団のインを確保。じっくりと脚をためると直線ではジワジワと脚を伸ばし、残り200メートル付近では先頭を捉えかけた。最後は上位馬の切れに屈したが、勝ち馬との着差は0秒3。骨折明けで使われた2走前のダート戦こそ14着と大敗したものの、復調を感じさせる走りを見せた。

 昨年のエプソムCでレーベンスティールの2着に入っており、地力は重賞でも全く見劣らない。2勝クラスと3勝クラスを勝った得意の中山マイルなら、大きなチャンスがあると言っていいだろう。(角田 晨)

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