◆第39回セントウルS・G2(9月2日、阪神競馬場・芝1200メートル)
2023年の覇者のテイエムスパーダ(牝6歳、栗東・小椋研介厩舎、父レッドスパーダ)の当レース2勝目に期待だ。前走のアイビスSDは厳しいマークを受けながらも逃げ粘って2着。
8月28日の1週前追い切りは、新コンビの松若風馬騎手が手綱を執り、単走ながらCWコースで6ハロンの一番時計となる6ハロン77秒6(ラストは11秒7)をたたき出した。小椋調教師は「思ったより時計は速くなりましたが、予定の範囲内。力があるし、さすがの動き。引き続き状態はいいですね」とうなずく。好調をキープしており、休み明けを一度使ってさらに上向いている。
カギとなるのは近走で2桁着順が続く1200メートルへの対応だが、「(3走前の)1400メートルでもあれだけ速い時計でハナに行って粘れていたし、1200メートルで他に行きそうな馬がいない今回はそれより楽になりそうですからね」とトレーナー。阪神は4戦2勝と好相性。サマースプリントシリーズの逆転優勝も視界に入り、注目の一戦となる。(山本 理貴)