◆YBCルヴァン杯 ▽準々決勝第1戦 横浜FM1―4柏(3日・日産スタジアム)

 柏はアウェーで横浜FMと対戦し、4―1で勝利した。5年ぶりの4強入りへ、第2戦は7日にホームで戦う。

 柏は8月31日の福岡戦(2〇1)から中2日での一戦で、先発を4人変更。主に3バックの右を守るDF原田亘を、今季の公式戦で初めて右のウィングバックで先発起用した。

 5月14日のリーグ戦では2―0で快勝した相手に、この日も先制点を奪う。前半18分、DF三丸拡がボールを運びグラウンダー性の左クロスを上げると、ゴール前のDFジエゴが左足で合わせる。ボールはGK飯倉大樹の下を抜けて、ネットの中に吸い込まれた。

 横浜FMには同24分のMF井上健太、同41分にはMF天野純からミドルシュートでチャンスを作られるが、GK小島亨介の好セーブが光り失点を許さず。前半を1点リードで折り返した。

 後半も安定した強さを見せた。後半6分、エリア内で抜け出したMF山田雄士がファウルをもらったことでPKを獲得。キッカーのFW瀬川祐輔が福岡戦に続いて冷静にPKを沈めて、追加点を獲得した。

 同13分からはMF小屋松知哉とFW垣田裕暉を投入。すると、同25分に途中出場の垣田が結果を残す。

原田のスルーパスがエリア内に抜け出した瀬川につながると、最後は瀬川からのパスを受けた垣田が冷静に流し込み、3点リードにした。

 後半37分にクロスからMF植中朝日に頭で沈められて1点を返されるが、試合終了間際に垣田が芸術的なシュートを決めて、再び3点差に戻した。準優勝した2020年以来、5年ぶりの準決勝進出へ大きく前進した。

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