◆YBCルヴァン杯準々決勝 横浜FM1―4柏(3日・日産スタジアム)

 横浜FMがホームの初戦で1―4で完敗した。

 直近のリーグ戦の神戸戦(0●1)から先発を8人入れ替え。

また、センターバック(CB)に故障者が続出しており、本職がボランチの山根が右サイドバック(SB)に入り、SBが本職の加藤がCBに入り、DF諏訪間とコンビを形成。左SBに鈴木が入る変則4バックで臨んだ。

 立ち上がりこそボールを自陣でつなぐ柏に対してマンツーマン気味に対応していたが、前半18分に一瞬の隙を突かれて自陣右サイドの裏のスペースを狙われフリーでクロスを上げられ、MFジエゴに左足シュートを決められて先制を許した。

 前半は0―1で折り返し、後半開始から植中、クルークスを起用。反撃を試みるが、後半8分にDF加藤が相手を倒してPKを献上し、FW瀬川に追加点を決められた。その後も好機を生かせずにいると、後半22分にはDFラインの裏を突破され、FW垣田に3点目を決められた。

 後半37分に右サイドでクルークスの右足クロスをFW植中が頭で合わせて1点を返したが、後半アディショナルタイム8分に柏のFW垣田に4点目を奪われて1―4で完敗。3大会連続4強入りへの道のりは厳しくなった。

 試合後の会見で大島監督は「ホームの1戦目ということで、選手にはアグレッシブにプレーする姿勢を出そうと。そういう所に関してはアグレッシブにプレーしてくれたと思います。ただ、結果が結果なので、厳しい状況になったと思うし、点の取られ方とかは、しっかり約束事を守れなかったり、そこでPKになってしまうとか、逆に自分たちのチャンスで取り切れないとか、そういう所で力のなさを痛感しました」と、厳しい表情を浮かべた。

 7日の敵地での第2戦に向けて「1点ずつ取って、逆転できるようにという姿勢で臨みますし、アウェーですけど、マリノスの前に進んでいる姿、自分たちがしっかり強く戦っていくという姿を見せられるように」と話した。

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