◆ルヴァン杯準々決勝 第1戦 浦和1―1川崎(3日・埼玉スタジアム)
浦和は前半22分、ロングパスに抜け出したMF中島翔哉が右足で流し込み先制点を挙げるも、後半アディショナルタイム5分に川崎FW伊藤に同点ゴールを許し、引き分けた。
8月16日以降、19日間で公式戦5試合目という過密日程を考慮し、同31日のリーグ新潟戦(1〇0)から中2日で先発9人を入れ替えて臨んだ。
試合後、スコルジャ監督は「立ち上がりは少し苦しむことは予想していたが、選手たちは徐々にビルドアップできるようになった。15~20分頃になったところから、ハーフスペースもうまく使いプレーできていた。全員がハードワーク、良い仕事をし、その中でタカ(関根)のかしこいパスと(中島)翔哉の良いシュート、2人の選手の良いプレーが合わさり、得点が生まれた。得点後は相手を走らせながら、キープすることができた」とまずはリードした状況を振り返った。
だが、「けが人が出ることによって用意していた交代のプランを実行できなかった。前半に(ホイブラーテンが)交代し、後半はタカのところで交代となり、予想外だった」と表情をしかめた。「2点目を取るチャンスは十分にあったと思う。(サビオ、松尾の)2人とも、もっとシュートを打っても良かった」と続けた。
このまま守り切りたかったが、「アディショナルタイムに入ってからは選手たちも消耗し、高い強度を出せなくなった。そしてPA内での一つのミスで追い付かれてしまい、第2戦へいよいよ難しくなった」と痛恨のドローを悔やんだ。
それでも指揮官は「準々決勝はまだ半分が終わったところ。次の試合でしっかりと準決勝に進めるように戦いたい」と切り替えながら、「本日の試合からの私のポジティブなメッセージは根本と柴戸のパフォーマンスです」と今後の試合に向け、プラス要素を強調した。