バスケットボールB1リーグの京都ハンナリーズは5日、選手、スタッフ、チアダンサーら約70人が、京都・八坂神社にて2025―26シーズンの必勝祈願を行った。

 新任の伊佐勉ヘッドコーチ(HC、55)は「シーズンが近づいて来たんだなと感じています」とし、絵馬には「チャンピオン」と思いを込めた。

「優勝するために京都に来た。このリーグで優勝したことがないし、個人の目標でもある。絵馬を書くと言われて、すぐに『チャンピオン』と書こうと決めた」と熱く語った。

 ダブルキャプテンの1人、SG前田悟(28)は絵馬に「チームを勝たせる」と書き込み、「健康で全60試合戦うのは目標だけど、新しくキャプテンになって、自分自身の調子に限らず、精神面でチームを勝たせられるようになれたらと思った。もちろん、プレーで勝たせられたら1番です」と気合。キャプテン3季目を迎えたチャールズ・ジャクソン(32)は「健康にシーズンを過ごしたい思いと、常にハードワークで一生懸命プレーすると誓った。クラブ全員が同じゴールを目指して戦いたい」と意気込んだ。

 昨シーズンは堅実な守備を徹底し、西地区3位だったが、今季から就任した伊佐HCは攻撃を重視。「普通にやれば10分持たないくらいハードワークです」と笑みを浮かべると、前田も「昨シーズンと180度違うバスケ。シーズン通して成長したい」と目を輝かせた。指揮官は「試合はタイムシェアしながら、息が切れる前にフレッシュなメンバーを出していけたらと考えている。いろんなキャラクターの選手がいる。

やりたいバスケットはぶらさず、個々の良さをどう出していくか。13人全員、ベンチ入りメンバーは使いたいと思っている」とチーム一丸で悲願の優勝をつかみにいく。

 ◆京都ハンナリーズ(KYOTO HANNARYZ)2008年7月創設。クラブ名は京ことば「はんなり」(華やかで上品さと気品も兼ね備えているさま)から命名された。チームカラーは花浅葱色(はなあさぎいろ、鮮やかな青緑色)。ホームタウンは京都市。ホームアリーナは、かたおかアリーナ京都(京都市体育館)。

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