9月6日の阪神5R・2歳新馬(ダート1400メートル=13頭立て)は単勝1・1倍の圧倒的1番人気を集めた外国産馬のマグナヴィクトル(牡、栗東・中内田充正厩舎、父マックスフィールド)が全く馬なりのまま、後続に大差をつける圧勝劇を演じた。勝ち時計は1分24秒6(稍重)。
序盤こそ少し先行争いがあったが、先手を奪い切ってからはマイペース。直線では後続の手が激しく動く中、馬なりで加速を始めると、最後も軽く気合をつける程度の仕掛けで後続を突き放すだけ。2着に1秒8差をつけ、次元の違う勝ちっぷりを見せつけた。
同馬は今春の米OBSマーチセールで100万ドル(約1億5000万円)の高値で落札されていた。手綱を執った川田将雅騎手は「ゴール後にちゃんと止まってくれてうれしかったです」と切り出した後、「それぐらい難しいところがありますが、能力があるのは間違いないです。いい成長ができるように、ゆっくり作っていければと思います」と高い資質を感じ取っていた。今後は未定。