幕内・若元春(荒汐)が6日、東京・中央区の部屋の稽古で、出稽古に来た関脇・霧島(音羽山)らを相手に計9番相撲を取った。秋場所(14日初日、両国国技館)へ向けたここまでの調整については「悪くはないと思う」と語った。
直近2場所は平幕で負け越し。三役返り咲きへ向けては「内容が大事。やはり左四つに組めない相撲が多くなっている。自分の型でしっかり取ることを意識して、番付よりも内容のある相撲をしっかりと取りたい。いい相撲が取れれば、番付もついてくると思う」と語った。
8月には地元・福島市で巡業が開催され、弟の関脇・若隆景との一番が特別に組まれるなど地元のファンを沸かせた。「(若隆景とは)稽古場では毎日やっているが、お客さんに巡業で見てもらえるのはとてもありがたいこと。あとは(兄弟での)優勝決定戦ですよね」と、笑顔で話した。