フィギュアスケート チャレンジャーシリーズ 木下グループ杯 第2日(6日、関空アイスアリーナ)

  ペアのショートプログラム(SP)が行われ、長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)が66・27点で3位。昨季の自己ベスト60・32を大幅に更新する演技を披露し、長岡は「今季初戦で自分たちが練習してきたものをしっかりと出すことができて、すごくうれしい」と声を弾ませた。

 冒頭にトリプルツイストを決めると、サイドバイサイドの3回転ループも成功。スロージャンプも降り、パーフェクトな演技を披露した。トリプルツイストは実戦初成功と言い「GOE(出来映え点)もプラス評価をもらえていたので。初めて成功させた割には、いい評価をいただけた」。森口は「ずっと自分たちを信じる練習をしてきた。すごく自信を持って挑めたと思う」と、胸を張った。

 26年ミラノ・コルティナ五輪の出場枠獲得に挑んだ昨季世界選手権は、SP22位でフリーに進めず。約2週間後の最終予選(中国)での“リベンジ”を誓う。フリーは7日に行われる。「練習してきたことを前面に出せるように、1つ1つ集中して自信をもってトライしていきたい」と長岡。森口も「僕も演技全体にとらわれずに、1つ1つのエレメンツに集中して。積んできた練習を信じて、最後まで滑りきりたい」と、表情を引き締めた。

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