◆バレーボール女子 世界選手権(6日、タイ・バンコク)
準決勝で、世界ランク5位の日本は同4位のトルコに1―3で敗れ、1974年大会以来、47年ぶりの決勝進出はならなかった。4大会ぶりのメダルを懸け、7日の3位決定戦に回る。
第1セットは石川真佑、対角に佐藤淑乃、セッター関菜々巳、対角に和田由紀子、ミドルブロッカー(MB)島村春世、宮部藍梨、リベロは小島満菜美が先発した。1―1から島村が相手の攻撃をブロックし、勢いをもたらすと、クイックも決めた。和田のライトからのフェイントも決まって、16―12からは佐藤のバックアタックが火を噴いた。
日本がサーブを起点に多彩な攻撃でトルコを圧倒し、第1セットを25―16で先取した。
第2セットはトルコが流れをつかんだ。195センチのカラクルトのスパイクなどで、2―3から4連続得点。日本は6―11から石川や和田のスパイクで息を吹き返し、13―21では途中出場の19歳・秋本美空がライトからスパイクを決めた。しかし194センチの相手エース・バルガスがバックライトから力強いスパイクで得点を重ね、日本は17―25でセットを取られた。セットカウント1―1で第3セットに向かった。
第3セットは6―7から長いラリーで粘って追いついたが、トルコの猛威がふるう。8―10からは、石川のバックアタックをブロックで止められた。和田のライトからのスパイクで立ち向かったが、トルコの勢いは止まらない。
セットカウント1―2の第4セットは、24―21で先にセットポイントを握ったが、4連続失点で追いつかれた。相手エースのバルガス、カラクルトの大砲に決められ、25―27で取られて、敗戦が決まった。