◇体操 全日本シニア選手権(6日、東京・エスフォルタアリーナ八王子)

 男子で昨年個人総合を初制覇したパリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)は、鉄棒の練習中に落下し、そのまま棄権した。

 岡に突然のアクシデントが襲った。

3種目を終え、4種目目の鉄棒に移動し、練習を開始すると、突然、ドスンと大きな音とともに岡がエビ反りで落下した。会場に悲鳴が上がる中、しばらく動けなかった。コーチが駆け寄り介抱し、立ち上がったが、顔は真っ青。自分の足で椅子まで移動し、時おり痛そうな表情を浮かべながら座ってしばらく戦況を見守っていたが、結局、腰をケアしながら退場し、棄権した。

 今年の最大目標の世界選手権(10月・ジャカルタ)前の最後の大会。連覇を狙って勢いをつけるはずだったが、思わぬアクシデントに見舞われた。週明けにも病院で検査を受ける予定だが、今後が心配される。

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