◇体操 全日本シニア選手権(6日、東京・エスフォルタアリーナ八王子)

 男子は川上翔平(徳洲会)が、合計85・466点で個人総合で初優勝を果たした。

 川上が躍動した。

五輪金メダリストの橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)ら強敵がいるなか、種目別で跳馬、平行棒、鉄棒を制し、団体総合でも徳洲会の3連覇にも貢献した。合わせて5冠を手にした川上は「素直にうれしいなっていうのが感想です。先月のユニバーシティーゲームズであん馬の落下があって(橋本)大輝くんに勝てなかったのが悔やまれる部分ではあったんですけど、あん馬を重点に置いて練習してきて、最終種目だったので不安はありましたが、最後までやりきることができました。最後までやり切るというのが自分の中での収穫だったと思います」と手応えを口にした。

 東京五輪王者の橋本が2位。昨夏のパリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)は、鉄棒の演技前の練習で落下して途中棄権した。

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