阪神がリーグ優勝マジック1で迎える7日の広島戦(甲子園)を前に、大阪府の吉村洋文知事がファンへの「お願い」を発信した。

 吉村知事は自身のX(旧ツイッター)に「【お願い】」と題して投稿。

「阪神タイガースが優勝しても、道頓堀川には飛び込まないで下さい。危険です」と呼びかけた。加えて「前回の優勝時、横山市長は安全の為に道頓堀川の水位を上げたようですが、今回は逆に水位を下げるかもしれません。知らんけど。いずれにせよ、道頓堀川には飛び込まないで」と再度呼びかけた。

 23年に阪神が18年ぶりのリーグ優勝を決めた際は、グリコ看板で有名な戎橋から川に飛び込む“道頓堀ダイブ”や事故を防ぐため、大阪府警は大阪市の繁華街・ミナミを中心に約1300人を投入。試合前から超厳戒態勢が敷かれ、戎橋の欄干に警察官約40人ほどが何重にも折り重なってガードし、ビニールシートによる目隠しもしたが、警備の隙を狙ってダイブする人が相次いだ。

 2003年の優勝時は約5300人が飛び込み、24歳の会社員が死亡した。05年V時は、大阪市が防止壁を設置したが、それでも55人がダイブした。知事の呼びかけによる抑制効果が期待される。

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