2003年の報知杯フィリーズレビューを制したヤマカツリリー(父ティンバーカントリー)が、9月8日に死んでいたことが分かった。ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが9日、発表した。

25歳だった。

 ヤマカツリリーは1991年エリザベス女王杯を制したリンデンリリーの娘。2002年の7月にデビューし、阪神ジュベナイルフィリーズで2着、報知杯フィリーズレビューで重賞初制覇。牝馬3冠には全て出走し、桜花賞4着、オークス4着、秋華賞3着。3冠牝馬に輝いたスティルインラブのほか、アドマイヤグルーヴ、シーイズトウショウなど、同世代の牝馬トップレベルと好勝負を繰り広げた。2004年12月の阪神牝馬S(11着)を最後に現役を引退、繁殖牝馬となった。

 現在は北海道上富良野町のコバン牧場.eで余生を過ごしていたが、7日の朝に突然倒れ、8日の夕方に息を引き取ったという。同牧場のスタッフは「体調に問題はなく、元気だったのですが…」と突然の別れを悲しんでいた。

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