パ・リーグ 日本ハム―オリックス(11日・エスコンフィールド)

 オリックス・東松快征投手(20)が10日、「モイネロ超え」でのプロ初勝利をイメージした。自身2試合目の先発となる11日の日本ハム戦(エスコン)に向け、9日のソフトバンク戦(同)でモイネロから7点を奪った相手打線を警戒。

「(両リーグで)一番、防御率の低い投手があんな感じだったので『あれ?』みたいな。『関係ないし』と言い聞かせながら挑もう」と、笑顔で「大金星」を見据えた。

 8月12日に出場選手登録を外れて以降、ファームでは先発として調整。「『早く1軍で投げたい』っていう気持ちを持ちながら投げられた」。直近のウエスタン2試合では計13回で1失点。結果を残し、シーズン最終盤で再びチャンスをつかんだ。

 プロ初先発となった7月27日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)の前日は、なかなか眠りにつけなかった。9日には動画サイトで偶然、2分で眠りに落ちるという「米軍式睡眠法」を発見。「手首、足首を動かして『何も考えるな』とつぶやくみたいな。それをやってみます」と、「緊張対策」も万全だ。

 チームでは今季、寺西、才木、片山、横山楓、川瀬、入山の6人がプロ初白星を記録。大阪・舞洲で最終調整を済ませ「結果は後からついてくるもの。

しっかり自分の投球をして、チームが勝てればいいなっていうくらいの気持ちで挑めたら」と決意した。自然体で着実にアウトを積み重ね、7人目の記念星をつかみ取る。(南部 俊太)

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