◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 右肩痛のため60日間の負傷者リスト入りしているドジャース・佐々木朗希投手(23)の今後について10日(日本時間11日)、ロバーツ監督が言及した。

 前日9日(同10日)に3Aで5度目のリハビリ登板に臨み、今季最速100・6マイル(約161・9キロ)を計測するなど5回途中3安打3失点8奪三振と力投した右腕に関して、指揮官は「本当に素晴らしかった。

私の理解では、彼は今日の飛行機でこちら(ロサンゼルス)に来る予定で、私たち(球団首脳陣)と次の段階を決めると思う。彼が会話に加わるのは確か。今夜何時に到着するかは分からないが、数日のうちに話し合いが行われるだろう」と明かした。

 朗希のリハビリ出場期間は8月14日(同15日)の最初の登板から30日間となる今月12日(同13日)まで。朗希にとっては9日のマウンドが実質、最後のリハビリ登板だった。メジャー昇格する場合、ドジャースは現状で出場の前提となる40人枠、28人のベンチ入り枠が埋まっており、誰かを外さなければいけない。さらに、山本、大谷ら先発陣が好調で、役割についても検討が必要だ。

 この日、試合前の会見で記者から「先発を続けるのか、役割変更(救援)があるのか」と聞かれたロバーツ監督は「彼にとって何が最善か、我々にとって何が最善かを考える。その問いは当然出ると思う。ここで先発として準備するべきなのか、それとも役割を変えるべきか。全ての可能性をテーブルに乗せて話し合うことになる」とした。

 来たる10月のポストシーズンに向け、「(信頼を置くには)ここ(MLB)で(実力を)見せてもらわなければならない。

まだ時間はあるが、ここで見せる必要がある。だからある時点で我々は決断を下さなければならない。今後数週間でどう進むかどうかを」と話した。

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