◆米大リーグ ドジャース―ロッキーズ(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのブレーク・スネル投手(32)が10日(日本時間11日)、本拠地・ロッキーズ戦に先発し、6回で今季最多104球を投げ、2安打無失点で今季最多11三振を奪い、4勝目(4敗)の権利を持って降板した。

 スネルは、2四球こそ与えたが、許した安打は2本のみ。

試合開始直前にバッテリーを組む捕手のスミスが右手打撲の影響で急きょスタメンを外れ、初めてロートベットとバッテリーを組んだが、毎回三振を奪ってロッキーズ打線を翻弄した。

 8月22日(同23日)の敵地・パドレス戦から3登板連続で黒星を喫していたスネル。だが、ドジャースの先発陣は好調で、5日(同6日)の敵地・オリオールズ戦は大谷が4回途中無失点、6日(同7日)は9回2死までノーヒットノーラン投球を見せ、7日(同8日)は6回途中2失点のカーショーが10勝目をつかんだ。8日(同9日)の本拠地・ロッキーズ戦はグラスノーが7回無安打投球。9日(同10日)もシーハンが5回までパーフェクト投球。勢いに乗ってスネルも快投を見せた。

 打線の援護にも恵まれ、2回にはパヘスの適時打、E・ヘルナンデスの右犠飛、大谷の右前適時打、ベッツの適時二塁打でドジャースは4点を先取。試合前にジャイアンツが負けたことで地区優勝へのマジック「15」が点灯し、試合中にはパドレスが敗れたため「14」となった中で、王者らしくしっかりと試合の主導権を握ってリードを奪った。

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