◆米大リーグ ドジャース9―0ロッキーズ(10日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ナ・リーグ西地区首位のドジャースが同地区最下位のロッキーズをスイープ。5連敗の後は4連勝で9月最初の9連戦を終え、4日(同5日)に消滅していた地区優勝マジック「13」が再点灯した。
この日はド軍との直接対決を7試合残している同地区3位のジャイアンツが敗戦し、首位から8ゲーム差に後退。マジック「15」がドジャースに点灯すると、さらに同地区2位のパドレスも逆転負け。「14」に数字が減っていたが、その後ド軍が快勝して「13」まで減らした。パ軍には3ゲーム差をつけた。
この日は、大谷翔平投手(31)の今季最後の「ボブルヘッドデー」だったが、主役の座を奪ったのは大谷の後ろを打つM・ベッツ内野手(32)だ。2回に左越え適時二塁打で大谷をホームに迎え入れると、4―0の8回には2戦連発となる18号満塁本塁打。最近5試合で3発13打点と勢いが止まらない。
今季は3月の東京シリーズ前に体調を崩したことから始まり、本来の姿とは程遠かったが、勝負の9月に入って絶好調だ。頼もしいリーダーは「自分の出来が良かろうが悪かろうが、勝ちたいだけだ。それが唯一、自分の関心ごと。(チームとして)攻撃は今はかなりうまくやれていると思う」と話した。