◆イースタン・リーグ 巨人3―1オイシックス(11日・Gタウン)
巨人の育成ドラフト6位・竹下徠空(らいあ)内野手(18)が11日、2軍公式戦デビューを初づくしで飾った。イースタン・オイシックス戦(Gタウン)に3軍から参加。
183センチ、98キロの巨体から生み出す長打力が武器で、高卒ルーキーながら3軍トップの11本塁打。試合後には初のお立ち台も経験するなど収穫の多い一日となったが、反省も忘れなかった。6回の初打席では初球の直球をファウルし、「自分の課題は直球を一発で仕留めること。NPBでは150キロ近く投げてくるので、そこで打たないと1軍には上がっていけない」。冷静に課題を整理し、さらなるレベルアップを誓った。
参加はこの日のみで、12日以降は再び3軍でチャンスを待つ。2軍首脳陣からは「またチャンスが来るから」と伝えられ、「またチャンスをもらった時に打てるように準備していきたい」。大きな可能性を秘める右のロマン砲が、その存在を印象づけた。
◆竹下 徠空(たけした・らいあ)2006年11月12日、島根・大田市生まれ。18歳。小学3年で野球を始める。明徳義塾では1年秋から背番号3、3年夏の甲子園は4番で16強。好物はシチュー。あだ名は「タケシ」。183センチ、98キロ。右投右打。