◆JERAセ・リーグ 巨人2―3広島(11日・東京ドーム)

 広島は、巨人に競り勝って連敗を6で止めた。2―2の同点の9回先頭・中村奨が決勝の7号ソロ。

初回には、小園が3戦連続の初回先制打となる3号ソロ。前夜まで2戦連続で逆転負けを喫していた。この日も初回に先発・高が逆転を許したが、3回に暴投で同点に追い付いていた。高は、2回以降は無失点で6回2失点。8回を無失点に抑えた島内が4勝目。島内は、前夜に同じ同点の8回に代打・坂本に決勝犠飛を浴びていたが、リベンジの好救援。3位・DeNAまで一つ縮め、5ゲーム差となった。以下は新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。

 ―中村奨選手が決めた。

 「いいホームランだったね」

 ―ずっと1番を任せている中で結果で応えた。

 「徐々に勝負強さも出てきているし、今日なんかも値千金のホームラン。技術的にバッティングコーチと二人三脚でやりながら、昨年とは違う。

それが結果にもつながっているので、自信になっているのかなと思います」

 ―浮いた変化球に反応した。技術の成長を感じさせる一発。

 「技術的な成長もあるし、試合に出られることで、試合ごとに自分で相手の投手にこうしていこうというプランも立てられている。今日たまたま試合前、奨成に『今日どんなプランニングだ?』って聞いたら、はっきりした答えが返ってきたし、またその通りに入りからやっていた。いろんな面で成長を感じますね」

 ―先発の高投手は初回に2失点で逆転を許したが。

 「最初は高いし、コースも甘いし、という感じだったけど、3イニング目くらいから徐々にコースに投げ切れるようになってきて、よくゲームをつくったと思います。ゆくゆくは今日の山崎君のような投手と投げ合って、勝ちきれる投手になってもらいたいと期待しています」

 ―初回は小園選手が先制ソロ。3戦連続で初回先制打という活躍。

 「久しぶりのホームランだったけど、打った瞬間だったね。チームもそうだけど、個人的にもはっきりとした目標(首位打者)が見えているので、残り試合、1打席、1球も無駄にすることなくやってもらいたいと思います」

 ―モンテロ選手を外して前川選手を一塁でスタメン起用。

 「モンティーをちょっと休ませようというのと(前川)誠太をどこかで使いたいなとずっと思っていたのが今日になった」

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