◆JERA セ・リーグ 巨人3―2広島(11日・東京ドーム)

 巨人の田中瑛斗投手が3連投ながら1/3回で7球を投げて1安打無失点。これで14試合連続無失点。

さらに現在チーム最多登板数の大勢に並ぶ57登板に到達した。

 2―2と同点の7回に先発・山崎のあとを2番手・中川が登板。先頭・中村奨を遊ゴロ。2番・大盛を遊直に打ち取るも、3番・小園に遊撃への内野安打を許した。2死一塁で阿部監督がマウンドへ。ここで3番手・田中瑛が登板。4番・ファビアンには左前安打を浴びて、5番・坂倉には四球。2死満塁として杉内俊哉投手チーフコーチがマウンドへ。6番・菊池を三ゴロに抑えてピンチを脱した。

 田中瑛は「3連投初めてだったので、ワンポイントでも1イニングでもいくつもりでしたけど、って感じです。『いけ!』って言われたところで行くつもりでした」と語った。ピンチをつくりながらも「今日に関しては満塁でもいいやって思って投げた。

ファビアン選手にヒット打たれた瞬間に、坂倉選手と勝負しながら菊池選手と勝負でもいいかなって気持ちを整理しながら投げていた。そこを岸田さんと特に話してないけど、バッテリーでキャッチャーミット構えているだけで伝わってきたので、最悪、あの抑え方でいいかなと思ってました」と振り返り、「結果的にゼロで抑えられればなんでもいいので。ドタバタしましたけど、なんとかですね」と汗を拭った。

 これで57登板目とフル回転だが「そこだけが評価してほしいところかなってところなので。1年間投げ抜いて来年、再来年のことは何も考えずに今年を精いっぱい頑張るって決めているので、大勢と並べたことはうれしいです(笑)。とりあえず、たくさん投げたいって言うか、たくさんチームの勝ちの試合で僕も出たいと思ってるんで、そういうところはよかったなと思いますね」と語った。

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