オリオールズの菅野智之投手の次回登板が、13日(日本時間14日)の敵地でのブルージェイズ戦に決まった。球団が発表した。

7日(同8日)に行われた前回登板のドジャース戦で打球を右足に受け、負傷退場してから中5日での登板となる。幸いレントゲン検査の結果は陰性で、骨に異常はなかった。

 オフを挟み、キャッチボールを再開した9日(同10日)には、「腫れはあるけど、大丈夫です」と語り、オ軍先発陣で唯一、先発ローテーションを守っている右腕が掲げる”シーズン完走”へ、夢を繋げた。今季28回目の登板で12勝目を目指す。

 ブルージェイズ戦は過去2試合登板し、0勝1敗、防御率5・19。「どちらも、あまり良くなかったので、楽しみにしています」と意欲を語った。敵地トロントは3月30日のメジャーデビュー戦以来。両手がつって降板し、本来の力を発揮できなかった。あれから、半年。シーズン終盤に、再び当地のマウンドに上がる。

 投げ合う相手は、通算221勝のシャーザーだ。前々回登板(ジャイアンツ)で、通算265勝のバーランダーと投げ合い、前回は通算222勝のカーショーと投げあった菅野にとっては、3試合連続で将来の殿堂入りが確実視される大ベテラン3投手との投げ合いとなる。

 「優勝を争っているいいチームですし、いいピッチングができるようにしたい」。最近9試合に8勝1敗。パドレスを3タテ、ドジャースに勝ち越したオリオールズが、”上位いじめ”を継続する。

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