◆米大リーグ マリナーズ7×―6エンゼルス=延長12回(11日・米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)

 メジャー6地区中、ア・リーグ西地区が大混戦だ。マリナーズが11日(日本時間12日)、本拠のエンゼルス戦、延長12回逆転サヨナラ勝ちで、この日ブルージェイズに敗れたアストロズに79勝68敗で並んで6月2日以来の首位に立った。

 デーゲームでアストロズがブルージェイズ相手に0―6で完敗。その約4時間後に始まったマリナーズ―エンゼルス戦。マリナーズが4点リードを追いつかれ延長戦に突入した。

 11回表にエンゼルスがウォードの適時打で勝ち越すも、その裏にクロフォードが同点タイムリー。12回再びエンゼルスがルーゴの適時打で勝ち越したが、マリナーズはポランコの二塁打で追いつくとフォードが無死満塁から右翼に犠飛を打ち上げて振り切り。歓喜のナインはフォードに清涼飲料水を浴びせて歓喜した。

 53本塁打でメジャートップのローリー捕手は3打数無安打3四球で一発は出なかったが、12イニング、マスクをかぶり続け7投手の186球を受け続けた。

 この日移動日で試合のない3位のレンジャーズも実は77勝70敗で2ゲーム差につけている。いずれもワイルドカードからのポストシーズン進出も含んで3チームの激しいペナントレースが続きそうだ。

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