◆JERAセ・リーグ 広島9―0中日(12日・マツダスタジアム)

 広島は、9月に入って初の連勝で4位に浮上した。8月29日まで5連勝して以来。

月間20敗(5勝)を喫した昨年9月は、一度も連勝がなかった。今年も9月に入って苦戦が続いていたが、これで月間成績は3勝7敗となった。

 初回1死三塁から、小園が4戦連続となる初回先制打から2得点。3回には4本の長短打でなどで4得点、5回にも敵失絡みで2点を追加。1試合9得点は8月12日の阪神戦以来、今季5度目。8点差勝利は6月8日の西武戦以来、今季3度目という大勝だった。

 小園は、3回無死二塁の打席でも遊撃内野安打で今季47度目のマルチ。打率3割5厘で2位の巨人・泉口に7厘差まで広げた。安打数も、試合前時点で並んでいた阪神・近本を抜いて単独トップの148に伸ばし、昨季の自己最多151安打の更新も目前。この日は4打数2安打1四球で、出塁率もリーグ1位の泉口まで5毛差の.3585に伸ばした。

 先発・森は、援護にも恵まれ、7回111球で8安打1四球、6奪三振で無失点と好投。先発陣で唯一、白星先行となる7勝目(6敗)を手にした。

8回は、中崎がプロ野球113人目の通算500登板を飾る無失点投球。最後は7月末に育成から支配下昇格した21歳左腕・辻が締めくくった。

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