試合中に右肩を脱臼し腱板損傷と診断された船木誠勝(56)が、21日に開催される「蘇ったサムライ船木誠勝デビュー40周年記念大会」(大阪・梅田ステラホール、)に強行出場し、3試合を行うことが13日、主催する闘宝伝承実行委員会から発表された。

 船木はメインイベントで、記念試合として「5分3番勝負」を戦うことになった。

相手は、綾部蓮(全日本プロレス)、X、ハヤブサ(プロレスリングZERO1)の3人。綾部は身長2メートルの大型ホープ、ハヤブサは今年4月にデビューした2代目。Xは不明だが、柔道着を着た白覆面の画像が紹介されており、ラフファイターとみられる。1試合5分とはいえ、スタイルの違う相手との3番勝負となりそうだ。

 船木は11日の初代タイガーマスク「ストロングスタイルプロレス」後楽園ホール大会で、黒潮TOKYOジャパンのノータッチトペコンヒーロを場外で受け、右肩を脱臼。3分58秒、レフェリーストップでレジェンド王座から陥落。12日にMRI検査の結果「右肩棘上筋腱、棘下筋、肩甲下筋損傷」などと診断され、記念大会の出場が危ぶまれていた。

 記念大会には、師匠の藤原喜明、義足の谷津嘉章、そして長男の船木ライアンらが出場し、前田日明、ザ・グレート・カブキ、獣神サンダーライガー、山崎一夫の各氏らが登場するレジェンド・オールスターの記念大会。チケットは2か月前に完売している(立見当日券がわずかながら発売される予定)。

 ◇「蘇ったサムライ船木誠勝デビュー40周年記念大会」(9月21日、大阪・梅田ステラホール)全対戦カード

 ▽第0試合1 グラップリング エキシビションマッチ(無差別級2分1回戦)

 冨宅飛駈vs吉田篤生

 ▽第0試合2 異種格闘技戦 プロレスvsボクシング(2分1回戦)

 アントニオ小猪木vs前田元英

 ▽第0試合3 グラップリング‐80キロ契約(2分1回戦)

 武士正vs枚方兄さん

 ▽第1試合 8人タッグマッチ 15分1本勝負

 橘隆志、守屋博昭、寺前和樹、ブランキー真帆vs菊池悠斗、金剛山、空手マシン40号、よしえつねお

 ▽第2試合 グラップリング スペシャルエキシビションマッチ (無差別級3分1回戦)

 近藤有己vs船木ライアン

 ▽第3試合 SUGAMOプロレスvs女子プロレス(15分1本勝負)

 クラッシャー猪馬、三沢似て晴(見た目が邦彦)vsMICHIKO、沙恵

 ▽第4試合 タッグマッチ(30分1本勝負)

 崔領ニ、スーパー・タイガーvsディラン・ジェイムス、黒潮TOKYOジャパン

 ▽第5試合 スペシャル6人タッグマッチ(40分1本勝負)

 藤原喜明、アレクサンダー大塚、菊田早苗vs谷津嘉章、金本浩二、田中稔

 ▽セミファイナル スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)

 中嶋勝彦vs池本誠知

 ▽メインイベント 船木誠勝デビュー40周年記念試合 5分3番勝負

 船木誠勝vs綾部蓮

 船木誠勝vsX

 船木誠勝vsハヤブサ

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