◆JERA セ・リーグ DeNA9―7巨人(14日・横浜スタジアム)
気迫のスイングから、浦田が待望のプロ初打点をマークした。同点の2回1死二、三塁。
苦い経験からはい上がってきた。初先発した試合では三塁を守ったが、一塁送球がそれて岡本が打者走者と接触し、左肘を負傷した。「自分のせいで」と責任を感じた。
打ちひしがれる中、岡本に謝罪の連絡を入れた。「大丈夫。気にしなくていい」という返信がきた。
そう決意したから、もうへこたれなかった。テーマの一つは直球打ち。「2軍の時から真っすぐ中心に狙っていた」。振り負けないために筋力トレーニングも怠らなかった。13日の阪神戦(東京D)で約4か月ぶりに1軍昇格。この日は藤浪の剛球を打ち砕き、成長を示した。
現在、チームの内野手は緊急事態となっている。
◆浦田 俊輔(うらた・しゅんすけ)2002年8月30日、長崎市生まれ。23歳。小学1年で大村クラブで野球を始め、長崎・海星では2年夏に甲子園出場。九産大では1年春からベンチ入りし、通算打率3割9分2厘、37盗塁で3度の盗塁王。背番号32。年俸1200万円(金額は推定)。