◆JERA セ・リーグ DeNA3―0巨人(15日・横浜)

 巨人の田中将大投手がDeNA戦で日米通算200勝を目指して先発。今季最長の6回90球を投げて5安打2失点の好投も3敗目を喫した。

 田中将は3回を3者凡退に抑えた以外は、5回まで走者を出しながらも粘りの投球で無失点。しかし、両者無得点で迎えた6回に4番・オースティンに中前安打、5番・佐野に四球を与えるなど2死一、二塁。7番・石上に初球のスプリットを捉えられた。打球は右翼手・中山のグラブをかすめる右越えの2点適時二塁打に。7回の攻撃で代打を送られて降板となった。

 打線もDeNAの先発・ケイから1点も奪えずにチームは敗れた。

 杉内俊哉投手チーフコーチは田中将について「もう十分ですね、ナイスピッチングでした。インコースもついて、フォークも振らせる作業をしっかりやっていた」と評価。仲間を鼓舞しながら好投を見せつけた右腕に「ああいう気迫のあるピッチングを他の先発ピッチャーもやってくれると、すごいチームの士気が上がる」と語った。

 阿部監督により、次回は中5日で21日の中日戦(バンテリンドーム)での先発が明言されており、杉内投手チーフコーチは「本人にも伝えてありますので、しっかり調整してくれると思います。今日のピッチングを見ると、もう託すしかないですね。頑張ってもらいます。

チームが勝つためにね。それでマー君に200勝がつけばいいなと思います」とチームの勝利、そして偉業達成を願った。

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