◆第73回神戸新聞杯・G2(9月21日、阪神・芝2400メートル、3着馬までに菊花賞・G1の優先出走権)

 エリキング(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎、父キズナ)に注目している。昨年の京都2歳Sの後、右第1指骨はく離骨折を発症して休養した。

春は皐月賞日本ダービーと2戦したが、万全の状態ではなかったことが推察される。それでもダービーは最速の上がり33秒4で5着。福永助手は「ダービーは改めて力のあるところを示せたように思います」と評価した。

 夏場でしっかりと休養して、8月22日にノーザンファームしがらきから帰厩した。10日にはCWコースで7ハロン96秒9―11秒2をマークした。「このひと追いで上向いてくるでしょうし、ひと夏を越して成長した姿をみせられるように、態勢を整えていきたいですね」と同助手。順調な過程を踏んだ今回は、本来の走りが期待できる。(山下 優)

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