◆米大リーグ ドジャース5―6フィリーズ=延長10回=(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 地区Vマジック「1」としていたフィリーズが、ドジャース3連戦初戦で延長にもつれ込む接戦を制し、今季一番乗りでナ・リーグ東地区2連覇を飾った。試合後には歓喜のシャンパンファイトを実施。

取材に応じたハーパーは激戦を終え、「まさに序盤から最後まで殴り合いのような試合だった。向こうも本当に強いチームだから、彼らが打てば我々も打ち、彼らが反撃すれば我々も反撃した。非常に良い野球ができたと思う。ありがとう」と目を細めた。

 この日は初回1死に、シュワバーの3戦連発53号で幸先よく先制すると、一時は逆転を許したが、7回には一挙3得点で再逆転。その後、再び追いつかれると、4―4の8回にはハーパーが右中間への27号ソロ。9回にはパヘスの同点ソロを被弾して延長戦にもつれ込んだが、延長10回にはリアルミュートの右犠飛で勝ち越しに成功し、これが決勝点となった。

 すでにポストシーズン進出を決定していたフィ軍は、この日の勝利で90勝61敗。球団としては、13年ぶりに制覇した24年に続き13度目の地区優勝となった。歓喜のシャンパンファイトで勝利の美酒に酔いしれた。ハーパーは「俺たちは本当に良いチームだと思う。今、すごく良い野球ができていると思うし、このままこれを続けていかなければならない。

俺たちにはもっと大きな目標があるし、心の中に勝利とポストシーズンの深いところまで進出したいというビジョンを抱いている。10月を越え、11月に入るまで戦うことを望んでいる」と先を見据えた。

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