◆イースタン・リーグ 西武3―6巨人=延長10回タイブレーク=(16日・カーミニーク)

 イースタン首位の巨人は16日、同2位の西武との直接対決に勝利し、2年ぶり29度目となる優勝を決めた。就任2年目となった桑田真澄2軍監督の下、チームはたくましく成長し、今季76勝38敗2分けの貯金38、2位に11・5ゲーム差をつける独走で頂点に立った。

ウエスタン王者とファーム日本選手権(10月4日・サンマリン宮崎)で対戦する。

 歓喜の輪の中心で、自身初のリーグVを果たした桑田2軍監督は3度宙を舞った。胴上げに際し、周囲からは現役時代の背番号にちなんだ「18回」という声もあったが、「いつも『量より質』と言っているので3回でということで」と、胴上げ回数が決まった経緯を説明した。

 さらに「野球は3という数字を大事にして戦うといい、というのが自分の野球哲学。ストライク3つとか、スリーアウトとか、(試合も)前半、中盤、後半の3つに分かれる。内容の濃い3回の胴上げをしてもらいました。うれしかったです」と笑顔で喜びを語った。

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