◆米大リーグ ドジャース―フィリーズ(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのD・ロバーツ監督が、試合前に取材に応じ、“守護神”として背信投球が続いていたT・スコット投手について言及し、「彼は我々にとって大切な投手の一人である。我々がワールドシリーズ(WS)に勝つためには彼が必要不可欠であると強く信じている。

だから最も大切なのは、彼が『野球は彼のことを嫌ってはいない』と感じて、自分がマウンドに立った時に最高の選択肢であると確信を持つことだ。彼は素晴らしい人間である」と、復調を願った。

 スコットは、同地区ライバルのパドレスから4年7200万ドル(約112億3200万円=契約発表時のレート)で新加入。守護神として最終回を任されることが多いが、12日(同13日)の敵地・ジャイアンツ戦では延長10回1死満塁からサヨナラ満塁被弾を許すなど、背信投球が続いている。

 今季は試合前時点で56試合に登板し、1勝3敗、8ホールド、21セーブ、防御率4・82と苦戦。一方、直近2戦ではいずれも打者3人で無失点に切り抜け、指揮官は「ここ2試合は良かったと思う。投球内容は良くなっている。スライダーも改善している。何かをつかんだと思う」と復調の兆しを指摘していた。

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