51年の松田清から始まり、昨年の船迫大雅まで、巨人からはこれまで21人の新人王が選出されている。

 背番号別に見ると最も大きな番号は09年の松本哲也の「64」。

次が船迫の「58」。続いて槙原寛己の「54」、山口鉄也の「47」ということになる。

 船迫は福島・聖光学院で3年夏、3勝を挙げベスト8に進出。東日本国際大を経て、22年のドラフト5位で西濃運輸から入団した。23年は開幕1軍に名を連ね、開幕の中日戦(東京D)で8回に登板し3者連続三振で1イニング無失点の鮮やかなデビュー。サイドスローから繰り出す速球とスライダーを武器に、7月28日の中日戦(東京D)ではプロ初勝利もマークした。

 この年、36試合に投げ3勝1敗8ホールド、防御率2・70という活躍を見せたがイニング数はちょうど30回で、新人王の資格を翌年に残した。

 そして24年は全試合にベンチ入りを果たし、51試合に登板。4勝0敗、22ホールド、防御率も2・37とアップ。見事に新人王に輝いたのだった。

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