◆JERA セ・リーグ ヤクルト2―4巨人(17日・神宮)

 あっという間の9球だった。大勢は3つ目のアウトを確認すると、軽く拳を握り、いつも通りベンチ前で野手とハイタッチを交わした。

2点リードの8回を3人で抑え、16年のマシソンを超える球団新の50ホールドポイント(8勝+42ホールド)。「並んだってことですか?(記録を)つくったんですか?」と報道陣に確認し「良かったです」と頬を緩ませた。

 先頭・村上への初球、156キロ直球で二ゴロに仕留めると、続くオスナを3球で空振り三振。最後は北村恵を155キロ直球で三ゴロに打ち取る圧巻の投球。記録更新に「歴史の中に名前を残せるというのはうれしいこと。野手やキャッチャーの皆さんのおかげかなと思います」と感謝を忘れなかった。これで1年目を上回る自己最多の58登板目。まずは2位浮上へその数字を伸ばしていく。

◆セHP数上位

〈1〉巨人・大勢50

〈2〉阪神・及川48

〈3〉阪神・石井36

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