◆米大リーグ ドジャース―フィリーズ(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が「1番・DH」で先発出場した本拠地・フィリーズ戦で、B・スネル投手が先発し、7回2安打無失点、毎回の12奪三振と圧巻の投球を披露。今季5勝目の権利を得て降板した。

 初回から2番シュワバー、ハーパーを2者連続に斬ると、2回にも2K、3回は2本の安打を許したが3Kで無失点に切り抜け、最高の立ち上がりを見せた。5回までに毎回10三振を奪った。

 7回には2死から連続四球を与えピンチを招いた。これにはロバーツ監督もマウンドに向かったが、左腕は首を横に振る仕草で続投を志願し、指揮官は交代を告げずにベンチに引き下がった。救援左腕ベシアもグラウンドに出かけていたが、スネルが続投し、最後は直球で空振り三振にねじ伏せた。スネルは毎回の12奪三振。前回登板は6イニングを無失点に抑えており、これで13イニング連続無失点となった。

 昨オフに5年総額1億8200万ドル(約276億6000万円=契約時のレート)で加入した左腕は過去にサイ・ヤング賞を2度受賞。今季は左肩炎症で米開幕直後から約4か月離脱。試合前時点で9試合に登板し、4勝4敗、防御率2・79をマークしていた。

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