元宝塚雪組トップスターの望海風斗と元宝塚歌劇花組トップスターの明日海りおが18日、都内でミュージカル「エリザベート」(10月10日、東京・東急シアターオーブで開幕)製作発表記者会見に出席した。同ミュージカルの新ビジュアルも発表された。
今年、東宝版の初演から25周年を迎える人気ミュージカル。ヒロインのエリザベート役をダブルキャストで演じるのは、望海と明日海。
会見前には新ビジュアルのアンベールが行われ、望海と明日海が両サイドで幕のひもをひっぱった。望海は「いよいよ始まるんだとひもをひっぱりながら感じました」と笑顔。明日海は「無事にお披露目することができてよかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。
望海は花組時代にルキーニ、明日海は月組時代にルドルフ、花組ではトートを演じたことがあるが、エリザベートはいずれも初めてとなる。
望海は「エリザベート役でこうして紹介されてここにいるということが数か月前までもまだちょっとうそなんじゃないかなと思っていた。今もちょっと不思議な感じがするのですが、これから初日までひとつひとつ丁寧に役を作り上げていきたい」とあいさつ。明日海も「まだまだ信じられていないところがあるんですが、精いっぱい、それ以上に頑張っていきたい」と意気込んだ。
稽古の様子について聞かれた明日海は「望海と私と常に交互に、毎回どっちが先にやるかをじゃんけんをしながら、どきどきしながら」と望海とじゃんけんで稽古の順番を決めていることを明かした。
トート役の井上芳雄から「じゃんけんはどっちが強いんですか?」と聞かれると、「日によるんです」と仲良く答えたふたり。「まあ、じゃんけんってそういうもんだよね」と井上からツッコミを受けた。