歌手でタレントの円広志が、演歌界の若き実力派・辰巳ゆうとと初タッグを組み、オリジナルソングを制作することを19日、カンテレが発表した。
放送18年目を迎えるカンテレ朝の情報番組「よ~いドン!」(月~金曜・前9時50分)で、スペシャルプロジェクトが進行中だ。
始まりは、円の「お客さんともっと感動を分かち合いたい」という熱い思いからだった。昨年大盛況だった「よ~いドン!フェス」をさらに盛り上げるべく、オリジナルソングの制作を決意した円は、辰巳に自ら熱烈オファー。これを辰巳が快諾した。16日には大阪市内のスタジオでレコーディング。辰巳がブースに入り、その第一声を発した瞬間から、円の表情は和らぎ「いいですねぇ」「素晴らしいわ」と賛辞が止まらなかった。また円がアドバイスすると、辰巳はそのイメージを完璧に具現化。抜群の修正力と表現力に、円は感心しきりだった。
収録後、円は「辰巳さんは、最高のボーカリスト。いやぁ、まいった、恐れ入ったわ」と絶賛。辰巳は「円先生の曲がいいからですよ」と、うれしそうに照れ笑いを浮かべていた。
円はこの曲に込めた思いを「人生には大切な出会いがありますよね。混沌(こんとん)とした不安な世の中だけれど、愛する人と2人で希望をもって歩けば『きっと百人力、僕は生きていけるよ』と。そういう思いを強く込めました」と笑顔。辰巳は「円さんの声が入ったデモテープが本当にすてきで、『円さんの声でいいやん』と思うぐらい心が温かくなるものでした。歌詞の世界観をすごく考えながら、この曲の魅力を半減させないようにという気持ちだけで歌いました」と明かした。
辰巳の歌声に、円は「辰巳くんが歌えば絶対に良くなるという確信があった。実際に僕のつくったメロディーに彼の歌声が重なった時、もう本当に『あぁ~、万歳!』でしたわ。素晴らしいなと思って」と、改めて絶賛。辰巳は、「この曲を聴いた時、『よ~いドン!』の心温まるシーンが頭の中を駆け巡りました。番組の魅力が詰まったこの曲の温かさを、当日は皆さんと分かちあえたら」と、フェスへの期待を語った。