◆JERAセ・リーグ 広島2―7阪神(17日・マツダスタジアム)

 広島は、阪神との今季最終戦でも意地を見せられなかった。同カードは今季2度目の6連敗。

03年以来22年ぶり3度目のワーストタイのシーズン19敗(6勝)。負け越し13は、1952年の12(4勝16敗)を更新する球団ワースト。マツダでは2勝(11敗)しかできなかった。前夜の敗戦で2年連続の負け越しが確定したチームは、この日で再び借金13。リーグ覇者との対戦成績が、そのままシーズン成績に直結する形となった。

 先発・高は、立ち上がりからリズムをつくれなかった。初回先頭四球から無失点、2回は先頭から3連打で無死満塁のピンチを無失点で切り抜けたが、3回に自身の失策も絡んだ無死二塁から森下に決勝2ランを浴びた。5回7安打3失点で2敗目を喫した。1点差に詰め寄った6回以降に登板したリリーフ陣も総崩れした。

 打線は、この日も“難敵”大竹に苦戦した。3点を追う5回に2点を返したものの、5回2失点と打ち崩せず。8月12日の対戦で5回7失点KOし、マツダで11度目の対戦で初めて土を付けたが、マツダ10勝目を献上した。

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