◆世界陸上 第6日(18日、国立競技場)

 男子200メートル準決勝1組に、8月に日本歴代3位タイの20秒11をマークした鵜沢飛羽(とわ、JAL)が、03年パリ大会の末続慎吾、17年ロンドン大会のサニブラウン・ハキームに次ぐ、日本勢3人目の決勝進出を目指して登場。6着に終わり、決勝進出はならなかった。

 漫画やアニメが好きな「オタク・スプリンター」としても知られる鵜沢は、予選の選手紹介では人気アニメ「NARUTO(ナルト)」の主人公・うずまきナルトの「影分身の術」ポーズを見せたが、準決勝では何かを叫びながら左手の拳を突き上げるポーズを披露。

 TBS系の生中継に出演した大会スペシャルアンバサダーを務める俳優・織田裕二は、このポーズに触れ「何って言ったんだろう? (アニメのワンピースの)『俺は海賊王になる!』かな?」と推測した。

 しかし、X(旧ツイッター)では、「鵜沢のポーズ何だ?ルフィかと思ったらプルスウルトラか」「鵜沢選手と一緒に『プルスウルトラー!』した」の声が多数上がっていた。

 それは、人気アニメ「僕のヒーロアカデミア」に登場する「plus ultra」(プルス ウルトラ)というラテン語で「さらなる先へ」を意味する言葉で、アニメの中で限界を超えようと決意する際に使う合言葉。準決勝から決勝を目指す心境にぴったりだというファンが多かった。

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