◆米大リーグ レッドソックス3―5アスレチックス(18日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
レッドソックスの吉田正尚外野手は、18日(日本時間19日)、本拠でのアスレチックス戦に「4番・DH」で先発出場。2打数無安打1打点で、打率は2割4分となった。
吉田は3点を追う初回一死一、三塁、初対戦の先発ジンの内寄り低めのスライダーをスイング。飛距離70メートルの浅い右飛となったが、三塁走者ストーリーが本塁へヘッドスライディング。「難しいと思いましたけど、(右翼手の)捕球態勢をみて、三塁コーチャーが、ゴーと言ったか、彼(ストーリー)が自分で行ったかもしれません。あれで、打点がつきましたし、助かりました」と好判断を感謝。反撃の口火を切る犠飛で3試合連続の打点をあげた。
第2打席は無死一塁から一ゴロ。進塁打となったが、後続は凡退。第3打席は鋭い当たりながら、野手の正面に飛ぶ右直となった。相手先発はフォーシームの直球を投げないジン。3試合ぶりに無安打に終わった吉田は「シンカーに特徴があるので、来たコースに打っていこうと思っていたけど、うまい具合にスライダー、カットやチェンジアップを混ぜながらコーナーに投げられた」と悔しがった。
3―5で敗れたチームは、手痛い2カード連続の負け越し。
「下からも来ていますし。やることは変わりません」と、吉田。残り試合もいよいよ1桁に突入。ラストスパートを誓い、タンパ(対レイズ)へと旅立った。