◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(18日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が18日(日本時間19日)、本拠地・ジャイアンツ戦のスタメンに「1番・DH」で名を連ねた。この日はカーショーが今季限りで現役を引退すると発表。

衝撃が残る中、大谷は通算222勝のレジェンド左腕にささぐ3試合連発の52号を狙う。

 ジャイアンツ先発はエース右腕ウェブ。今季もすでに14勝の強敵ではあるが、大谷にとっては7月に敵地で場外弾を放った相手でもある。今月13日(同14日)の対戦では3回に今季自己&球団最長となる飛距離454フィート(約138・4メートル)の49号特大ソロと相性は悪くない。

 大谷は前日17日(同18日)のフィリーズ戦では8回に2戦連発となる51号ソロを放ち、本塁打王争いでリーグトップのシュワバーに2本差に迫った。2人の直接対決で注目された3試合は初戦でシュワバーが53号を放ったが、第2戦では大谷が投手としてライバルを封じ込み、打者としては2年連続50号。そして最終戦で51号と2発の大谷に軍配が上がった。レギュラーシーズンはこの日を含めて残り10試合。逆転での3年連続キングに向けて2本差は射程圏内だろう。

 ドジャース先発は山本由伸投手(27)。前回12日(同13日)の敵地・ジャイアンツ戦では7回1安打1失点10奪三振。9回2死までノーヒッターの快投を披露した6日(同7日)の敵地・オリオールズ戦に続く好投だった。

先発で2試合続けて7回以上を投げ、1安打以下に抑えたのは1925年のD・バンス以来、球団100年ぶりという快挙だったが、その2試合で白星がついていない。

 今回こそ、山本を打線が援護できるか。大谷は仲良しの後輩を救うアーチをかけたいところだ。

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