山本由伸、自己ワースト６四球も６回途中１安打無失点　３戦連続で被安打「１」も…１２勝目は４試合連続お預け
ドジャース・山本由伸（ロイター） 画像（1枚）

◆米大リーグ　ドジャース―ジャイアンツ（１８日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・山本由伸投手（２７）が１８日（日本時間１９日）、本拠地・ジャイアンツ戦に先発し、５回１／３を１安打無失点で降板した。７奪三振も、自己ワーストの６四球の“怪投”だった。

最速は９７・９マイル（約１５７・６キロ）を計測した。

　初回は２死から連続四球と珍しく制球を乱して２５球を要したが、一、二塁から５番エルドリッジをカーブで空振り三振。２回は２死からベイリーの左前打で初安打を許したが、冷静に後続を料理した。３回は３者凡退。４回は２四球で１死一、二塁とされたが、盗塁死と李政厚（イ・ジョンフ）を空振り三振でピンチを脱した。５回。２死から１番ラモスを歩かせて自己ワーストタイの５四球となったが、ディバースをスプリットで空振り三振に仕留めた。５回を投げて球数は９４球に達した。

　しかし、両軍無得点の投手戦が続き、６回も続投。先頭の３番アダメズにメジャー自己最悪の６四球目を与え、さらに二盗を許したが、４番チャプマンを空振り三振としたところで交代が告げられた。球数は１０８球。ベンチに引き揚げる際にはファンからは大きな拍手が送られた。

２番手左腕ドライヤーも先取点は許さず、由伸に失点が記録されることはなかった。

　前回１２日（同１３日）の敵地・ジャイアンツ戦では７回１安打１失点１０奪三振。９回２死までノーヒッターの快投を披露した６日（同７日）の敵地・オリオールズ戦に続く好投だった。先発で２試合続けて７回以上を投げて、１安打以下に抑えたのは１９２５年のＤ・バンス以来、球団１００年ぶりの快挙となった。しかし、最近３試合は全て７回１失点かつ１０奪三振という内容ながら、白星がついていない。この日で３試合連続で被安打１となったが、１２勝目は４試合連続でお預けとなった。

　この日は通算２２２勝左腕カーショーが今季限りで現役を引退することを発表した。山本は昨季から同僚となり、今年７月にはカーショーとキャッチボールをしたこともあった。当時は山本が１回途中ＫＯを喫したブルワーズ戦の２日後。約１５分間のキャッチボールを終えると、カーショーは「ＧＯＯＤ！」「ＡＬＬ　ＧＯＯＤ！」と話していた。レジェンドからも大きな期待を受ける由伸は、１９日（同２０日）に先発するカーショーに無失点でバトンを託した。

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