◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が19日(日本時間20日午前11時10分開始予定)、本拠地・ジャイアンツ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。ポストシーズン進出へのマジックは「1」となっており、この日の試合に勝つか、ダイヤモンドバックスが負ければ、13年連続のポストシーズン進出が決まる。
試合前の会見でロバーツ監督は佐々木朗希投手(23)と、ブロック・スチュワート投手(33)が21日(同22日)の傘下マイナー3Aのオクラホマシティで敵地・タコマ戦で登板すると明言。ポストシーズンへ向けて再整備が急務となっているリリーフ陣の救世主となることが期待される2人について指揮官は「スチュワートと朗希は日曜日(日本時間22日)に投げる。その後来週へ向けて決断したい」と説明した。早ければ23日(同24日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦からチームに合流し、レギュラーシーズン残り6試合でブルペンに入ることになりそうだ。
5月に右肩痛のため負傷者リスト(IL)に入った朗希は、8月にマイナーで復帰したがなかなか状態が上がらずにメジャー昇格が見送られていた。さらにドジャースは先発陣が山本、スネル、グラスノー、大谷、カーショー、シーハンと6人が好調を維持。先発ローテに入り込むことが難しくなったことから、ドジャースと朗希は救援に回ることを決断した。
朗希はなかなか160キロの速球が戻っていなかったが、9日(同10日)にマイナーで先発した際に、渡米後最速となる100・6マイル(約161・9キロ)をマーク。復調への兆しを見せると、オープン戦を除いて日米通じて初めてリリーフ登板した前日18日(同19日)には最速100・1マイル(約161・1キロ)で1回無安打無失点、2奪三振の好投を見せていた。