◆米大リーグ　レッズ７―４カブス（１９日、米オハイオ州シンシナティ＝グレートアメリカンボールパーク）

　カブスの今永昇太投手が１９日（日本時間２０日）、敵地のレッズ戦に先発して３発を被弾。４安打４失点（自責３）２四球４三振で勝敗は付かなかった。

誠也外野手は「３番・右翼」でスタメン出場し、２打数無安打２四球だった。

　今永は初回２死からアンドゥハーに左越え先制１０号を打たれた。味方が１点ずつ返し、２―１で迎えた３回には１死からマクレーンに左越え同点１５号を打たれ、２―２とされた。４回にはさらに２点の援護をもらったが、その裏に３発目となるスティアーの１９号ソロ。ボールがフェンスを越えたのを見届けた今永は、腕を組んで首をかしげた。

　４―３の５回２死三塁ではフリードルに左前適時打を許して同点とされ、この回限りで降板となった。

　現地放送のインタビューで今永は「ホームランは自分の課題だし、なるべく減らしたいと思っている。ここ２試合は打たれないような工夫をしながら投げてはいるが、相手がそれを上回ってくる。さらに自分が何かを変化させる必要がある」と話した。

　被弾は８登板連続。３被弾は７月２５日のホワイトソックス戦以来、今季４度目で自身ワーストタイとなる。「ストレートが確実にホームランされている。

ストレートの割合を減らすか、しっかりと制球するか。その二つが（対策として）あると思う。どちらがその試合に合っているか確認する必要がある」と反省を口にした。

　今永は前回登板の１４日（同１５日）のレイズ戦で初回に２本塁打を浴びながらも５回３失点と粘りの投球。試合は逆転勝ちし、８敗目を回避した。８月以降全８登板で少なくとも５回を投げながら１勝３敗と援護に恵まれていなかった。９月２日のブレーブス戦で１か月ぶりの９勝目を挙げて以来、日本人投手５人目のデビューから２年連続２ケタ勝利をかけて３度目のチャレンジだったが、またも白星を手にすることはできなかった。

　鈴木誠也外野手は初回に四球で出塁し、続くケリーの中前打で本塁へ突入したが、タッチアウト。第２打席も四球で第３打席は５回１死で右飛。７回１死一塁での第４打席は二ゴロだった。

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