「京都競馬場開設100周年記念セレモニー」が9月20日、京都市下京区の東本願寺前・お東さん広場で行われ、約1200人が集まった。イベントには俳優の佐々木蔵之介が馬車に乗って登場し、元JRA騎手の細江純子氏、京都競馬場・甲田啓場長(59)とのトークショー、鏡開きに参加した。

 京都出身の佐々木は冒頭「おこしやす~」とあいさつ。同年代の武豊騎手と交流があり「豊さんから(競馬サークルの)知り合いが増えて、この人も買いたいと馬券的に迷ってしまうが、応援したい人が増えることがうれしい」と笑顔をみせた。カレー好きとして、武豊騎手監修の「ユタカレー(第2弾)」について「辛い方、辛すぎやしませんか。とんでもなく辛い」と指摘。そのうえで「今度はキーマカレーでも出してくれやしませんかとリクエストしておきました」とニヤリと笑った。

 実家は1893年創業で130年以上の歴史を持つ酒蔵、佐々木酒造(京都市上京区)。京都競馬場100周年のイベントにもかかわらず「京都では300、400年は当たり前。100年は鼻垂れや!もう200年やっていってほしい」と会場の笑いを誘いつつ、「一年一年続けたから100年。公式的にも草の根でも友達含め、競馬場行こうと。みんなに愛される京都競馬場になって欲しい」と願いを込めた。

 プレゼンターを務める秋華賞(10月19日)当日は、佐々木酒造も場内で出店予定。ドローン1500機によるショーなど多くのイベントも行い「いずれは京都の観光名所を目指してやっていきたい」と甲田場長。

佐々木も「100周年は通過点。この先も皆様に楽しんでいただける競馬場、競馬をPR出来たらなと思います」と締めくくった。

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