◆秋季高校野球富山県大会 ▽準々決勝 富山商2―1不二越工(20日・富山市民)
富山商は2ー1で不二越工に勝利し、北信越大会(10月11日開幕、富山)出場を決めた。背番号9の技巧派右腕、柳原昊芽(こうが、2年)が先発し、8回まで4安打、9三振、1失点と好投。
9回は最速147キロのエース右腕、藤岡大翔(2年)が登板。140キロを超えるストレートを武器に、3者凡退で試合を締めくくった。2試合連続で9回から1イニングを投げてノーヒットに抑えた。藤岡は「いつでも投げられるように初回から準備していた。自分の投球に自信を持って、楽しんで投げています」と振り返った。
打線はわずか3安打と不発だったが、県屈指の投手力と守備力で1点差を守り切った。前崎秀和監督は「柳原は我慢強く、低めにていねいに投げることが出来た。(攻撃では)自分たちのスイングが出来ていないので、学校に帰って練習します」と、21日の準決勝に向けて打撃改善を模索する。(中田 康博)